
編集自動化ツール
1. 設定の保存と管理(グループ機能)
このツールでは、全ての設を「グループ」という単位で保存・管理します。作業内容ごとに設定を保存しておけば、いつでも呼び出して再利用できます。
* [新規追加]
ボタン * 現在画面に設定している内容で、新しい設定グループを作成します。 * ボタンを押すと名前の入力ウィンドウが表示されるので、分かりやすい名前(例:「テキストネオン風」「背景パターンA」など)を付けてOKを押してください。
- 編集/削除対象 ドロップダウンメニュー
- 編集や削除を行いたい設定グループを、このリストから選択します。
- グループを選択すると、保存されている設定内容が画面全体に読み込まれます。
[選択中を更新]
ボタン- ドロップダウンメニューで選択しているグループの設定内容を、現在の画面の内容で上書き保存します。
- 設定を変更した後は、必ずこのボタンを押して保存してください。
[削除]
ボタン- ドロップダウンメニューで選択しているグループを削除します。
- 不要になった設定を整理する際に使用します。
2. テキストオーバーレイ設定
動画に文字を入れたい場合の設定項目です。
▼ テキストオーバーレイ設定を有効にする
チェックボックス- この機能を使う場合は、必ずチェックを入れてください。チェックを外すと、テキストは追加されません。
[参照]
ボタン- テキストフォルダ: 動画に表示したい文章を書いたテキストファイル(
.txt
)が複数入っているフォルダを選択します。 - 入力動画フォルダ: テキストを入れたい元の動画ファイルが入っているフォルダを選択します。(※背景挿入モードでは使いません)
- 出力動画フォルダ (共通): 完成した動画を保存する場所を選択します。
- フォント: 使用したいフォントファイル(
.ttf
や.otf
)を1つ選択します。
- テキストフォルダ: 動画に表示したい文章を書いたテキストファイル(
- 各種スライダー・入力欄
- テキスト表示率(%): 動画全体の長さのうち、何%の時間を使ってテキストを表示するかを設定します。
- 文字サイズ(%): 動画の高さに対する文字の大きさの割合です。
- 輪郭の太さ(px): 文字のフチどりの太さを設定します。0にするとフチどりは付きません。
- 位置 X / Y: テキストの表示位置を調整します。画面中央が
(0, 0)
です。X
をプラスにすると右へ、マイナスにすると左へ移動します。Y
をプラスにすると下へ、マイナスにすると上へ移動します。
[選択]
ボタン(カラーピッカー)- 文字色: 文字そのものの色を設定します。
- 輪郭色: 文字のフチどりの色を設定します。
- ネオン色: 下記の「ネオン有効」にチェックを入れたときの発光色を設定します。
- チェックボックスとBGM設定
ネオン有効
: 文字が淡く光るようなエフェクトを追加します。BGMを合成
: 動画にBGM(BGM)を追加します。チェックを入れると、下の[参照]
ボタンが押せるようになります。- MP3の
[参照]
ボタン: BGMとして使用したい音声ファイル(.mp3
)を選択します。
3. 背景挿入モード設定
背景用の動画/画像の上に、前景用の動画/画像を重ねて新しい動画を作成するモードです。
▼ 背景挿入モードを有効にする
チェックボックス- この機能を使う場合は、必ずチェックを入れてください。有効にすると、背景フォルダと前景フォルダにある全てのファイルの組み合わせで動画が自動的に作られます。
[参照]
ボタン- 背景フォルダ: ベースとなる背景メディア(動画/画像)が入ったフォルダを選択します。
- 前景フォルダ: 背景の上に重ねて表示する前景メディア(動画/画像)が入ったフォルダを選択します。
- 出力フォルダ (背景モード用): このモードで作成した動画専用の保存場所を指定したい場合に選択します。空欄の場合は「共通の出力フォルダ」に保存されます。
- 各種スライダー・入力欄
- 前景サイズ(%): 背景の高さに対する前景の大きさの割合です。
- プレロール秒数(秒): 前景が表示される前に、背景だけを何秒間表示するかの設定です。
- ポストロール秒数(秒): 前景が消えた後に、背景だけを何秒間表示するかの設定です。
- 前景画像の表示秒数(秒): 前景が画像の場合、その画像を何秒間表示するかの設定です。
- 全体の再生速度(x): 完成した動画全体の再生スピードを変更します。(例:
2
= 2倍速,0.5
= 0.5倍速) - 開始エフェクト時間(秒): 前景が現れる際のフェードインにかかる時間です。
- 終了エフェクト時間(秒): 前景が消える際のフェードアウトにかかる時間です。
- その他の設定
背景をループさせる
: 背景動画の長さが全体の動画より短い場合に、自動で繰り返し再生して尺を合わせます。前景エフェクト
ドロップダウンメニュー: 前景の表示/非表示の仕方をなし
フェードイン
フェードアウト
両方
から選択します。背景の音声を削除
/前景の音声を削除
: 元のメディアに入っている音を消したい場合にチェックを入れます。
4. 処理の実行と監視
設定が完了したら、動画の生成を開始します。
実行対象グループ
エリア- 一括処理したい設定グループの左側にあるチェックボックスにチェックを入れます。複数のグループを同時に選択できます。
[選択したグループを一括処理]
ボタン- チェックを入れた全てのグループの設定を使って、一気に動画生成を開始します。
- 処理中はボタンが「処理中…」となり、プログレスバーが進捗状況を示します。
[フォルダ監視を開始]
ボタン- 「編集/削除対象」で選択中のグループ設定を使い、指定フォルダの監視を始めます。
- 通常モードの場合: 「入力動画フォルダ」を監視します。
- 背景挿入モードの場合: 「前景フォルダ」を監視します。
- 監視中に、そのフォルダへ新しいファイルを追加すると、自動で動画生成が開始されます。
- 監視を止めたい場合は、表示が「フォルダ監視を停止」に変わった同じボタンをもう一度押してください。
5. ステータス表示
- プログレスバー: 一括処理の全体の進捗状況を視覚的に表示します。
- テキストエリア: 「準備完了」「〇〇を処理中…」「完了しました」といった現在の状況や、エラーが発生した場合のメッセージなどが表示されます。